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Vol. 1 これはまいった!電気料金のカラクリ

前年夏より始めた当社初のデマンド管理
  従来からも節電啓蒙活動には個人意識レベルでは行われていましたが、当社社長が中小企業家同友会の15%節電アンケートに、安易(笑)に可能であると回答してしまったため、全社を挙げてのWeb公表取り組みになりました。
  結局はこれが功を奏し節電実績が上がったに加え、マスコミからも注目され名実ともにバネの富士発条ならず節電の富士発条、ましては節電ネタ取材なら富士発条にまで成長したわけであります。
平成23年7月、見えない数字でデマンド管理スタート
室外デマンド装置室内デマンド装置

  デマンド監視にあたって、最新装置の導入が今回の東日本大震災の影響を受けました。震災地域の電力監視を真っ先に行う必要があったためです。 パソコンで“見えるデマンド管理”の生産が追い付かなかったため上画像の旧監視装置でのスタートです。
  外部キュービクル受電設備内では数値表示されているのですが、我々ではそれを確認しに行くことが出来ません。そのため「余裕、注意、限界」の表示のみしか解らない、見えない数字のデマンド管理から始まりました。 いついきなりランプが点灯しブザーが鳴るか、予想できないので非常に心臓に悪いドキドキするものです。
  このときの30分間の平均使用電力設定は93kw注意、105kw限界でした。なぜ30分間の平均使用電力を管理するかは、「契約電力の落とし穴」として次で説明いたします。
基本料金の中の契約電力という11 ケ月の深〜い落とし穴

算出方法

算出見出し

割出方法

  何方さまが考えられたのか、凄い電気料金のカラクリです。これを御存知のかたが何人おられることか?基本料金と電力量料金に個別の単価があるのです。
  私たちも基本料金=契約電力(過去1年間の最大デマンド)と思っていたら大間違い!基本料金の中に単価をかける隠れ計算がありました。もう電力会社の独壇場ですね。 このややこしい基本料金に電力量個別単価×使用電力量をプラスして、あっと!まだありました、忌まわしい消費税もおまけにつけてやっと計算が終わります。
  しかしこの単価はどう決めるのでしょうか?このコラムではデマンド値を取り上げているのですが、実際消費者としては単価の算出がどのように行われているかも、大変気になるところです。
  最後にこれが事業所だけでなく、全家庭にももれなく適用されているということなので、上にも書かれてありますが、たった30分の平均使用電力がこの計算式に11ケ月間代入されてしまうという、この世の終わり的恐ろしさです。±に「力率修正額」と「燃料費調整額」とありますが電力会社が儲かる話はもう疲れたので、読者の皆様でお調べ願います。このように住宅の壁に付いている電気メーターの値など、ほんの参考にしかならないということですね。
平成23年8月、新デマンド監視装置導入
新室外デマンド装置新室内デマンド装置

  8月に入って空調設備も稼働を始め、今年も灼熱の現場が帰ってきました。新装置では従来受電設備内の表示を電力線搬送通信技術を使って屋内の100Vコンセントにて、いつでもどこでも誰でも見れるようにしたものです。
  数字で見える監視が出来るようになったので、30分間の平均使用電力設定を75kw注意、100kw限界にアップデートしました。もともとデマンドにたいして無関心だった時の109kwが契約電力に適用されているため、瞬間電力注意報75kwは少々キツメかなとも思いましたが、マスコミに注目された以上やるしかない!と判断した結果です。
  注目すべきは前機種では不可能であったこの一連のデータを、パソコンで閲覧管理保存ができるという魅力もプラスされました。装置の表示はリアルタイムですが、パソコン表示では約1時間半ディレイが生じます。画像では予測電力65kw、瞬間電力69kw、残り12分、目標電力(注意報ブザーがなるところ)75kwと表示しています。設置していきなりこの数値ですから少し緊張します。
契約電力を少しでも下げるために当社の考えた工夫とは?
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