「コンプレッサーの設定圧力を下げて節電してみませんか」の声に・・・
- エアホースカップリングの怪
- エアコンプレッサーから装置、又はエア工具までの配管の中で、枝配管部で大きく圧力損失が発生します。枝配管部で使用される、従来のカップリングから今回の「メガフローシリーズ」へ変更することで配管末端部の圧力損失が改善されます。同時にホース内径をワンサイズ以上太く変更すると、更に損失改善が期待できます。今回の採用理由に、エア配管部分の圧力損失改善において多額の費用を必要としないところにあります。
- 従来のカップリング内部構造です。図の通り進入してきたエアーがバルブの壁に正面衝突します。まずここが一回目の損失ですね。次に360度全方向に分散します。これが第二損失。そこからゴムシールド内に飛び込むのです。白矢印のとおり一度衝突拡散したものが、カップリング内の壁に当たって再び戻る訳ですから、誰が考えても無駄(損失)になるわけですね。結果カップリングに入ったエアーが同じ量、排出されないわけです。これが圧力損失=電気の無駄=散財なのです。
- 現場のいたるところで現役稼働、知らなきゃ損!
上記従来のカップリングを分解しバルブ部分を取り出してみました。赤矢印の通りにエアーが流れます。これをスムーズとは絶対呼べませんね。しかしまだまだこのバルブ機構がポピュラーなのです。 おっと、円錐バネが入っているではないか。話はそれるが左巻なんですね。右巻でいいと思うのですが、そしてピッチもかなりでていてヘタりやすそうです。このゴムの経年劣化はエアー漏れに最大に関係してきますね。しかも見えにくい場所なのでメンテナンスも非常にしにくいということです。
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| チヨダ エンジニアリング社製 メガフローカップリング |
- 内部構造を一目見て、何方さまでも解る通りなんの障害もなくストレートにエアーが通過します。そのためにはボールバルブが不可欠です。オレンジ色部分が回転しバルブが開閉されます。ゴムなどの劣化が懸念されるパーツはありません。この機構は非常に耐久性、安全性に優れ永きにわたって使えるものです。ちなみに家庭でのガス栓などはこのボールバルブが使われており、命にかかわる場所においてもその安全性が保障されています。
- いかにカップリング内をスムーズに通過させるか
変更カップリングのボールバルブでは、完全に向こう側が見えるのです。何も障害物がないため見えるのは常識中の常識ですね。 であることから圧力損失が発生しない(発生しにくい)ベストな構造なのです。 結論、大元のエアーコンプレッサーから作業機械まで、少しでも流れにくいところを作らないこと。普通でも距離が長くなるにつれ圧力損失が起きるところ、エアーホースもワンランク口径を上げることによって流量を確保します。
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- 組み立てはいたって簡単
エアーをスムーズに通すための組み立てはあくまでも簡単。余計な工具などを一切必要とせずスパナのみで完了します。 袋ナットによる締め込み式ですので、従来の竹の子継手とホースバンドによる接続と比べ確実にセット出来ます。 おねじタイプのネジ部には標準シール付きなので、手間も省けエア漏れ対策に抜群の効果があります。
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- こんなところにバネ! 番外編@
カップリングの受け入れ部を外から見てみました。すぐには気付きませんでしたが意外とあるものですね。 テーパー状の部分を外側へつっぱているバネです。このバネが撓むことによってオスが中に入れるようになります。なかなか線径も細くピッチも広そうです。 もちろんSUS材ですが、316材ではないでしょう。
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- こんなところにバネ! 番外編A
番外編@のテーパー部の上に同じ線径、材質のリングが二つ。 リングをダブルにしたのは寸法稼ぎでしょうか?よくある二重環ではダメなんですよね。線径を倍にすれば一重でと思いますが、内側への寸法の張り出しが気になるところです。 ここになぜリングが必要だったのか是非質問してみたいですね。
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- こんなところにバネ! 番外編B
おっと外側にもありました。少し太めのステンレスリングです。 本体に溝が入っていてパチンとはめるタイプですね。 結構、製作時の公差が厳しいと思ったらこういうわけかと納得です。基本自分の製作しているバネがどこでどんなふうに使われているか、解りづらいのがこの世界なのです。
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